フル2線式リモコンについて

先日、フル2線式リモコンの研修会に参加してきました。
大電工吹田支部青年部の主催で、パナソニック電工様にご協力をいただき
デモ機と設定器を用いて、実際に各種設定・制御、動作確認を学びました。

これまでも日常の小規模修繕の依頼で、フル2線のリモコンスイッチやリモコンリレーの動作不良修繕のご依頼がありました。
このような場合は設定器で既存のアドレスデータを読み取り、
新設のリモコンスイッチにそのアドレス情報を設定すれば修繕が完了します。

簡単に修繕できないのが伝送ユニットの故障です。
伝送ユニットはグループ制御やパターン制御をおこなっていて、
故障すると制御パターンの情報が消えるので上記のように既存のアドレスデータが読み取れず、
復旧までに多大な時間と労力が必要となります。
メーカーは機器のリニューアル、点検の目安を8年としています。
リモコンリレー等が故障した際はその他の関連機器もリニューアルを検討するタイミングです。
多重伝送フル2線式リモコン リニューアルのおすすめ | 多重伝送フル2線式リモコン | 照明制御システム | Panasonic
詳しくはパナソニックの上記サイトをご覧ください。

故障が顕在化しなければ、予防措置としての修繕はなかなか理解と対策を得られにくいですが、
工事に携わる身としてはご提案・ご案内に励みます。

研修会の様子
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