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【空調~エアコン洗浄~】
本日は午前中に、茨木市の事業所様の業務用エアコンの洗浄に寄せていただきました。
送風口から黒いホコリが一緒になって飛んでくるので、洗浄による内部清掃をしてみたい
というご依頼でした。
本体は平成6年に設置してから22年の長きに渡り、現役で元気に働いてくれているようです。
昔の空調機は造りがシンプルだからか、故障も少なく丈夫です。
数年前に冷媒系統の4方弁の故障修理を行い、その際に合わせて洗浄を行ってからは
機嫌よく動いてくれているようです。
作業としては、まず点検・洗浄が容易なように本体をばらします。
洗ってもらったけどなんも変わらんかったやん。と言われると悲しいので
洗浄に入る前に、“黒いホコリ”に当たりをつけます。
フィルターはちゃんと手入れされていて、目詰まりはありません。
次に送風用のシロッコファンを確認します。軽微なホコリの付着はありますが
風に乗って飛んでいくほどの堆積ではなく、色の白いホコリです。
“黒いホコリ”の正体を探していると、本体の内装に張り付けられたグラスウールの圧縮材に目が留まりました。これは結露防止対策のものですが、表面は毛羽立ち積年のホコリで黒く汚れ、脆くなってました。
部分的には捲れてなくなっていることから、おそらくこの部分の汚れが風に運ばれていたのでしょう。
社長に現状を報告の上、グラスウールの表面上の汚れを軽く落としてから、毛羽立ちを抑える意味で
硬化剤を吹き付けることにしました。これでホコリの飛散を防ぐ狙いです。
その他の作業としては通常通りです。熱交換部をアルカリ溶剤での洗浄後、酸性トリートメントで中性化。
シロッコファンはラスターでこまめに汚れ落としをしました。