【コラム】空調の効きが悪い?

今年も8月の中旬を過ぎて、まだまだ厳しい残暑が続きますが皆様のエアコンも頑張って冷房を効かしてくれていると思います。

でも、何か最近効きが悪いなと、お感じになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その原因が機器の故障や、冷媒ガス漏洩などであった場合は専門業者でないと判断できませんが、
先ずはご自身で目視で確認できることがあります。
それは室内機と室外機の熱交換部分の汚れによる目詰まりです。

目次

熱交換部分の目詰まり

室内機と室内機の汚れの写真

画像のように熱交換が汚れて目詰まりすると次のような問題が発生します。

  1. 冷暖房効率の低下
    通風が阻害され、空気と冷媒(または暖房時の熱)の交換がうまく行われなくなり、冷暖房の効果が弱くなります。
    その結果、設定温度に到達するまでに時間がかかり、エアコンが長時間稼働することになります。
  2. 電力消費の増加
    冷暖房効率が低下することで、エアコンが設定温度に達するためにより多くの電力を消費するようになります。
  3. 異臭の発生
    カビや雑菌が繁殖しやすくなり、エアコンから嫌な臭いが発生することがあります。
  4. 故障のリスク増加
    エアコンの内部に負荷がかかり、故障や寿命の短縮につながる可能性があります。
    特に、冷媒の流れが妨げられることで、コンプレッサーなどの重要な部品に影響を与えることがあります。
  5. 健康への影響
    カビや雑菌が増えることで、エアコンから吹き出す空気が不衛生になり、アレルギーや呼吸器系のトラブルを引き起こす可能性があります。

目視点検時期のおすすめは、冷暖房運転シーズン前の中間期(あまり使用しない時期)です。
シーズン真っただ中だと、業者も繁忙期で対応に時間を要することが考えられます。
中間期に確認して必要に応じて、プロによるエアコンクリーニングを検討ください。
(当社ではご家庭のエアコンクリーニングは行っておりませんのでご了承ください。)

併せて、エアコン本体の名板を確認してメーカーや型番、製造年月を把握しましょう。
15年を過ぎている場合は、故障修理の際にメーカーからの補修パーツが入手不可となるケースが多くなります。

目次